のしろいちで出会った洋上風力発電所の作業員|のしろいちレポート
更新日:2023年12月31日
洋上風力発電所を守る作業員の3ショット 出典:編集部にて撮影・編集
まちを元気にする取り組みとして、2020年8月から始まった「のしろいち」。エネルギーのまちのシンボルの一つである、洋上風力発電に関わる人たちも「自分たちの仕事をもっと知ってもらいたい」という思いから、「のしろいち」に関わっていました。
- この記事の著者
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- エネルギーのまち能代 編集部
- 皆様は「洋上風力発電」をご存知でしょうか。秋田県能代(のしろ)市では、日本で初めての「大規模商業運転」が2022年から始まっています。
このサイトでは風力発電の話題はもちろん、再生可能エネルギーや環境問題についても幅広く解説しています!洋上風力発電で未来をひらく、能代の「いま」をご覧ください。
もくじ
洋上風力発電の作業員風の人が。本気すぎる仮装?
バスケをしている作業員風の人 出典:編集部にて撮影・編集
車道バスケに目をやると、何やら作業服を着た人たちがバスケを楽しんでいます。この作業服は、洋上風力発電のメンテナンスで着る服では?マニアックな仮装が気になり、声をかけてみることにしました。
仮装ではなく、本物の洋上風力の作業員の方でした
秋田洋上風力発電の作業員のみなさん 出典:編集部にて撮影
近くで見ると、深紅のユニフォームがかっこいい!なんと、本物の洋上風力発電の作業員の方でした。腰や体には、カラビナのような形状の、重そうな道具をたくさんつけています。この状態でバスケをするのは大変そうですが、この道具はいったいどのようなものなのでしょうか。普段間近で見ることができない、洋上風力発電のメンテナンス道具について、教えてもらうことができました。
洋上風力発電のメンテナンスに欠かせない、命を守る大事な仕事のパートナー
洋上風力発電のメンテナンスに必要な仕事道具 出典:編集部にて撮影・編集
海の上での風力発電所のメンテナンス作業は、天候や海況によって、危険だと判断され、延期されることもあります。メンテナンスの最も重要なポイントは「安全」だと言われており、これらの道具は、作業員の命を守るのに欠かせない器具なのだそうです。
機械が操作できない事態に備え、重いものや負傷した人を人の手で運べる機材も洋上風力発電のメンテナンス現場の影の立役者となっているようです。
作業員が海に出るときに必ず装着する、墜落防止用のハーネスや、作業パートナーが負傷したときに片手で操作できる命綱や滑車など、見慣れない器具の説明を聞くことができました。
洋上で人力で物資を吊り下げるための小型の滑車 出典:編集部にて撮影・編集
人力でハンドルで昇降できる装置 出典:編集部にて撮影・編集
実際の器具に直接触れて間近で見ると、仕事への情熱や臨場感が感じられ、洋上風力発電への愛着が湧くような気持ちになります。
能代市のお祭りにみた、洋上風力発電と地元がなじむ瞬間
能代湾に並ぶ洋上風力発電所 出典:編集部にて撮影
ハロウィンと同じ時期に開催されたのしろいちには、仮装ではない、本物の洋上風力発電所の作業員の方も参加されていました。作業服でバスケを楽しむ作業員の方々の姿は、能代市の一員として、なじんでいるように見えました。
始まったばかりの洋上風力発電事業は、「エネルギーのまち」の象徴。これからも、作業服姿でお祭りに参加する方が増えてくるかもしれません。洋上風力発電と地元が少しずつ馴染んでいく様子が垣間見えた瞬間でした。