風力発電

洋上風力発電 用語集 『か行』

更新日:2024年6月30日

洋上風力発電専門用語集【か行】 出典:編集部作成

洋上風力発電専門用語集【か行】 出典:編集部作成

 

洋上風力発電事業に関する専門用語をまとめました。一般的な洋上風力発電に関する用語の他、能代市に関する用語についても解説しています。この記事は洋上風力発電用語集シリーズのうち、「か行」の用語を解説します。

この記事の著者
エネルギーのまち能代 編集部
皆様は「洋上風力発電」をご存知でしょうか。秋田県能代(のしろ)市では、日本で初めての「大規模商業運転」が2022年から始まっています。
このサイトでは風力発電の話題はもちろん、再生可能エネルギーや環境問題についても幅広く解説しています!洋上風力発電で未来をひらく、能代の「いま」をご覧ください。

洋上風力発電関連用語集 か

洋上風力発電用語集「か」 出典:編集部作成

洋上風力発電用語集「か」 出典:編集部作成

 

カットアウト風速

洋上風力発電機が発電できる最大風速のこと。カットアウト風速を超えると運転を停止するなどの処置がとられる。例えば、カットアウト26m/sの場合、風速26m以上の風が吹くと、運転を停止または安全な回転数まで低減する。洋上風力発電機は、風速があまりに高いとブレードに負荷がかかりすぎて損傷を受けるおそれがある。そのため、カットアウト風速は洋上風力発電機の安全性を確保するのに重要な要素とされている。

 

可変ピッチ機構

風力発電のブレードの角度を動的に調整する仕組み。通常の風車であれば、固定された角度で設置される。可変ピッチ機構を備えている洋上風力発電の場合、その時の風速や風向に合わせてブレードが調整されるため、効率的な発電を行うことができる。また、洋上風力発電機の負荷の制御にも役立ち、風の変動による負荷がかかりづらくなる。

風力発電の仕組みモデル図 出典:TEPCO東京電力リニューアブルパワー

風力発電の仕組みモデル図 出典:TEPCO東京電力リニューアブルパワー

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カメラ監視システム

洋上風力発電所やその周辺の施設や設備を監視するためにカメラを使用するシステムのこと。これにより、洋上風力発電の安全性が強化され、運用管理が効率化される。洋上風力発電所は遠隔地にあるため、運用状況をリアルタイムで把握できるカメラ監視システムは必須。また、発電所内の作業員の安全確保にもつながるので、セキュリティツールとしても活用されている。

 

洋上風力発電関連用語集 き

洋上風力発電用語集「き」 出典:編集部作成

洋上風力発電用語集「き」 出典:編集部作成

 

基地港湾

洋上風力発電設備の設置及び維持管理に利用される港湾。次の条件を満たす必要がある。

・海洋再生可能エネルギー発電設備の設置や維持管理の拠点として指定されている
・係留施設や荷捌き施設の設置に必要な地盤の強度や面積が適切である
・係留施設の構造が安定、船舶の安全な係留が保証される
・港湾の利用状況や周辺の洋上風力発電設備の現状と将来の需要を考慮し、適切な位置である
・複数の利用者が港湾を利用する見込みがある

 

洋上風力発電関連用語集 く

洋上風力発電用語集「く」 出典:編集部作成

洋上風力発電用語集「く」 出典:編集部作成

 

空力特性

物体が風にさらされたときの挙動や性質を表す特性。洋上風力発電においては、風力タービンやその他の構造物が風にさらされるため、これらの構造物の空力特性の評価を行う。洋上風力発電機の表面における風の圧力の分布を参考として適切な設計に役立てたり、風の影響による物体の応力やひずみの特性の特定により、より高い耐久性や安全性を備えた建設・運用を設計することができる。

 

クランプ

洋上風力発電機の風力タービンの構造部品の固定に使われる工具。ボルトやナット、ハンドルなどの機構を用いて部品同士を圧縮し、しっかりと固定する。洋上風力発電以外にも、パイプラインや機械装置の組み立て、船舶の修理にも使われている。

 

クリーンエネルギー

環境に対する影響が比較的少ないエネルギー。風力や太陽光など自然のエネルギー源を利用した再生可能エネルギーが該当する。また、化石燃料を使用するエネルギーであっても二酸化炭素などの排出を最小限に抑える技術を用いている場合も該当する。洋上風力発電においては陸上風力発電に比べて設備の大型化ができるので、大量のクリーンエネルギーを発電できるという特徴がある。

 

クレーン

重いものを持ち上げたり移動させたりする機械装置。洋上風力発電では、風力タービンの部品や機器を海上から陸地に搬入する時に使われる。また、風力タービンの定期点検や部品の交換、修理にも使われている。現在はフル電動クレーンなどの二酸化炭素削減に向けたものも登場しており、浮体式の洋上風力発電にも使用が予定されている。

 

洋上風力発電関連用語集 け

洋上風力発電用語集「け」 出典:編集部作成

洋上風力発電用語集「け」 出典:編集部作成

 

係留施設

洋上風力発電において、風力タービンや洋上構造物を海底に固定するための施設。アンカー、ケーブル、浮体コネクタで構成される。洋上風力発電の風や波の影響を受けずに安定した運用を可能にする役割がある。この施設により、風力タービンの効率的な発電と長期的な安定性が確保され、厳しい海洋環境に耐えられ、洋上風力発電所の長期的な運用を支える。

代表的な係留方式 出典:NEDO

代表的な係留方式 出典:NEDO

 

ケーブル

電気配線や通信回線などの伝送媒体。電力、通信、制御ケーブルなどがある。洋上風力発電では、風力タービンから配電された電力を陸上の電力グリッドに送るために、海底ケーブルが使用される。これらのケーブルは海底を横断して風力発電所と陸地の間で電力を伝送するために設置される。海底ケーブルの設置には、海底地形や海洋生態系、航行ルートなどの環境や社会的な配慮が必要となる。

 

洋上風力発電関連用語集 こ

洋上風力発電用語集「こ」 出典:編集部作成

洋上風力発電用語集「こ」 出典:編集部作成

 

航行ルート

船や航空機が往来する航路。洋上風力発電は、航行路や船舶の航行に影響しない位置や間隔での設置が求められる。風力タービンや浮体の設置場所の選定、船舶との衝突防止のための適切な配置、および航行安全上のリスクを最小限に抑えるための安全対策が含まれている。また、建設中、運用期間中には、船舶の通行管理が必要になる。

 

コンポーネント

システムを構成する部品や要素。洋上風力発電におけるコンポーネントは、風力タービンとそれに関連する部品で構成される。洋上風力発電の主要なコンポーネントは、風力タービンの支柱として機能し、風車の高さを確保する塔構造、風を受けて回転し、その運動エネルギーを風力タービンに伝える役割を果たすブレード、ブレードが取り付けられた部分であり、風力発電機の駆動部分であるナセルなどが挙げられる。

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